医師が開業する適齢期は35~45歳、平均年齢は41.3歳

1、医師が開業する適齢期と平均年齢

●開業する医師の適齢期は35~45歳
●開業医師の平均年齢は41.3歳

医師の開業は一般に35~45歳くらいが適齢期と言われています。理由としては、大体その年代が医師人生の歩み方を決める岐路に立たされる時期だからです。多くの先生方は30代前半まででご自身の分野の専門医の資格を取得することで一定の経験を積むことができます。

そして、医師が開業する平均年齢は医師会データによりますと41.3歳です。データ推移からするとこの平均年齢は年々少しずつ高くなっています。これはまず勤務医として一定期間充分なキャリアを積むことを重視している医師が増えていることが推測されます。

もちろんこれは平均値です。近年の傾向としましては、30代前半の若手医師が早々に独立するケースや、定年前のベテラン医師が50代後半で開業を決意するケースもかなり増えているといいます。

2、開業を目指すなら早いうちでないと不利!?

医学部に18歳で現役合格し、6年間学んで24歳で医師免許を取得。そこから2年間の前期研修を経た26歳頃が現在開業できる最年少となっています。しかし、さすがにそこで開業する先生方はほとんどおらず、多くの医師はさらに数年間の後期研修に入ります。

そして専門医となって医療機器の扱いや患者とのコミュニケーションをスキルを十数年かけて積み上げて、医師としての自信がついた40代前半頃に開業する。これがこれまで大多数を占める開業医のモデルケースでした。

しかし、2004年に導入された新研修医制度がきっかけとなり、医局が次第に弱体化してきたことで現在多くの先生方は若いうちから早々に医局を離れることになり、早ければ30代前半でご自身の進む道をご自身で決める必要に迫られました。

そして近年の30代若手の先生方が出した結論は「開業するなら少しでも早く!」というものでした。その理由としては下記2点があります。

  1. クリニックの開業に適した土地は都市部においては年々減少するばかりであること。
  2. 昨今の医療費抑制の影響で、開業資金の回収は準備が遅れるほど不利になること。

これらの理由により、開業するならできるだけ早くしたほうが良いと判断する医師が近年増えているのです。これらのポイントは筆者としても真実であり、1つの正解だと思います。

しかしながら、やはり開業とは後戻りできない人生の一大イベントですので、慎重さが何よりも肝要です。早いうちの開業にはメリットもあれば当然デメリットもあります。

例えば立ち上げ予定のクリニックのコンセプトであったり集客する患者層によっては、若い医師だとそれだけでなかなかうまくやっていけないケースも過去目立ちますので、そうしたリスクについてもよくお考えになってみると良いでしょう。

3、 クリニック開業の流れ

最後にクリニック開業の大まかな流れを下記にご紹介致します。今後、開業をお考えの医師の方はいつ頃にするかを考える際の参考にされてみてください。

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【▼クリニック開業の大まかな流れ(約1年間)】

1、コンセプトづくり

2、基本理念の絞り込み

3、エリア選定

4、物件選定

5、金融機関との融資相談

6、許認可

7、クリニック建設

8、着工

9、(祝)クリニックオープン!

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クリニックの開業は一般に上記のような流れで、準備期間が通常1年程度かかります。ショッピングモールや医療モールなどへ出店すればもっと早く開業できますが、その場合まず物件の規模が限られますので可能か否かはクリニックのコンセプト次第となってきます。

開業準備というといきなりエリアと物件の選定から始める先生方が多いのですが、失敗しないためにはそれ以前の準備が必要不可欠です。まず第一に「クリニックのコンセプトづくり」です。ご自身の診療科目において何の専門性をもつか、どんなことをするかを決めることが先決です。

それが決まらなければクリニックに必要な設備はもちろんのこと、立地や規模さえも決めることができないからです。このコンセプト次第では開業費用も大きく変わります。ゆえにコンセプトは慎重に決めなければなりません。

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